許city

私の手を握ってくれと言われて、握る 激痛が走る なぜそんなことをしたんだ?頼まれたから、喜ばせようと思って
殺してください、と頼まれた 約束を破ってサプライズパーティーを開き、「生きててよかった」と思わせた
約束をした者はもういないのに、なぜ守る必要があるのか 約束はその人にとってよいことを示しているはずで、それを破ると不幸が与えられるので悪い? 今からする約束が破られるのではないかと思うと、私に恐怖が与えられる 殺してください、は普通苦しみをなくしてくださいという意味だろう それが叶ったならよいのではないか
幸福なだけの者が寝ている、起こすべきか 起きている場合寝かせても良いか 幸福だけの者には何をしてもよいのではないか(それによって他の者が苦しまない限り)
私が飛び跳ねる、すると誰かに苦痛が発生するかもしれない 飛び跳ねないことで苦痛が発生するかもしれない 諦めて有限の範囲で考えるしかない 範囲をどうやって決めるのか?
誰にも知られず苦痛だけを感じ、行為できない者 行為できないとは?自分で変化を起こすことができない、苦痛から逃げる方向に作用することがない 偶然に任せるしかない この者に被害を与えているかもしれない 
動物の感情はどうでもいい、という人が動物に対して倫理的な判断ができるだろうか(感情の好みは動物の見た目の好みとは何が違うのか?) これは他の個人、未来の自分に対しても同様ではないか
悪人が自由を奪う行為をしている、それを止めて抗議された 「私はこの行為をしなければ不幸になる!」 しかし、被害者もまた不幸になっている 私はどちらを優先すればよいのか その行為をしなくても他のことで満足できるならやめさせていいだろう その行為をする以外に幸福になる方法がないのなら?
倫理の対象となるのは感情を持つもの どんな(誰の)感情を重視して行為するか決めるのが倫理なのではないか

・自由
あってもなくても良いがあったほうがよいと思うからする、という選択が自由な選択ではないか そうせざるを得ない、ということから選ぶ行為は出来なかった場合苦痛を生じる これはよくない (ずっと苦しいよりは依存症になる方が良いかもしれないが)
・責任
責任を持って行為しなければならない 自由を奪わないこと 自由を守るための闘い 責任を持たない者が悪?
・許し
どうすれば許してもらえるのか 苦しみが消えた時、忘れた時 それをかき消す幸福を与えることができたとき 自由な選択ができる条件下で許そうと思ってもらう必要がある 許されるように行動する責任を持つ 大した問題ではなかった、と言ってもらったら、過去のことを水に流してもいいのか 勝手に安楽死させることは(苦痛がないので)よいのか 苦痛を感じるとき、未来にその苦痛がないことを望む  

悲しいが、君が責任を持った行動をできないように私の責任にも限界がある 許してもらいたい(できる限りの補償はするべきだが、それでこいつが満足できるかはわからない) 君が被害者になった時は助けるつもりだ それでも満足できないなら、私たちに関わらないでくれ
死は誰にとって悪いのか 残された者たちは会えなくなって苦痛を感じる、自分が殺されるかもしれないと不安になる 生きたいと思う者なら殺させず生かすことが許される 関係者全員一度に殺すのはよいのか? 殺されないように行為するのが私を幸福にする 
救えるなら救えばいい 救えないのが苦しいなら忘れたら? 未来の君を幸福にできる
身代わりになる、私なら耐えられるだろう
・自殺
未来の自分の自由を奪うことは(未来の自分の苦しみを取り除くためだとしても)許されるのか-自分のことは自分が一番わかっている、未来の私も現在の私と同じような感じ方をするだろう、苦しくて苦しくてどう考えても死んだほうがよい-意見が変わった場合に責任は取れるのか 自由にやめられるようにするべきだ 最善を尽くしても、もう手遅れなタイミングで気が変わることはあり得るだろう 仕方ない それで生きても死ぬほど苦しくなる可能性はある、どちらか選ばなければいけない 責任は取りきれない